ブックタイトルメカトロニクス2月号2015年

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概要

メカトロニクス2月号2015年

8 MECHATRONICS 2015.2強震計測機能と常時振動波形収録機能を装備したスマートフォンやウェアラブル機器に新たな価値を提供する多チャンネル強震計測装置を発売小型気圧センサを開発 リオン(株)は、大地震に対応する最大加速度±4,000Gal 測定(感震器による)を実現する「強震計測機能」と、地震動以外の振動を72日間記録する「常時振動波形収録機能」を搭載した、多チャンネル強震計測装置『SM-29』を発売した。 同製品は、大地震であっても確実な地震計測を実現するため、最大加速度±4,000Galまでの測定を可能(感震器による)にするとともに、FTP サーバとEthernetポートを標準装備しており、容易にネットワーク環境に組み入れることができ、WEB 上でデータ収集や設定変更を行えるとともに、震度情報ネットワークにも対応可能。また、地震時の自動制御としては、感震器2 台の両方が設定された閾値を超えた場合に地震計測を開始する「AND 起動」、感震器2台のどちらかが設定された閾値を超えた場合に地震計測 ローム(株)は、市場が拡大するスマートフォンやウェアラブル機器、活動量計などに向けて、気圧情報を検知し、高度や高低差検出に利用できる小型気圧センサ『BM1383GLV』を開発した。 同製品は、同社が長年培ってきたセンサ開発のノウハウを駆使し、高精度な検出用MEMSと低消費電力かつ高精度なA/Dコンバータを搭載することで、業界最高クラスの精度となる相対高度精度±20cm(相対気圧精度±0.024hPa)を実現。従来、気圧センサは低温時の検出精度を追求することが難しいという課題があったが、高低温まで網羅した同社独自の補正演算アルゴリズムによる温度補正をIC内部で行うことで、低温時にも高精度の気圧検出を行うことが可能。また、同時に外部のマイコンに温度補正機能を搭載する必要がなくなるため、設計負荷のを開始する「OR 起動」、感震器3 台の内2 台が設定された閾値を超えた場合に地震計測を開始する「2 out of 3 起動」を標準装備し、あらかじめ設定した閾値を越える地震動を検知すると機械リレー接点が動作する。これら3種類の制御方式から最適な制御方式を選択し、地震発生時の防潮水門の自動閉塞や、危険物質や有害物質貯蔵施設の緊急遮断弁動作など、緊急時に動作する制御機器との確実な連動が可能。 同社は、ダムや橋梁、交通機関、電力施設、防潮水門など、数多くの重要な構造物に地震監視/防災システムを納入している実績があり、過去に発生した大地震においても確実に作動し、その機能性と安定性の高さが実証されている。 同社では、2014 年12 月10日より販売を開始し、初年度販売台数160 台を計画している。削減にも貢献。長年培ってきたセンサ開発のノウハウを駆使し、センシングブロックと演算ブロックの小型化に成功し、これにより温度補正機能内蔵の気圧センサとしては業界最小クラス(2.5×2.5×0.95mm)のパッケージサイズを実現。 近年、スマートフォンやウェアラブル機器などに向けて、GPSのような平面の位置検知から立体的な位置検知を可能にし、インドアナビ用の高度検出や活動量の高低差検出機能を付加するために、気圧センサの導入が始まっている。気圧センサには、用途が拡がるにつれて、より高精度な気圧検知/高度検出が要求されるようになっている。また、従来気圧センサは、低温時での気圧検出精度を追求することが難しいという課題もあった。 同社では、2014 年11 月よりすでにサンプル出荷を開始しており、2015年4月から当面月産50万個の体制で量産を開始する予定。2015.2請求番号B5002請求番号B5001請求番号B0004