ブックタイトルメカトロニクス1月号2015年

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概要

メカトロニクス1月号2015年

MECHATRONICS 2015.1 9デジタル入出力/アナログ信号対応の有線機器をISA100 Wireless準拠の無線機器に変える従来方式の転換で測定時間短縮と測定効率向上を実現するマルチファンクションアダプタを発売バッテリインピーダンスメータを発売 横河電機(株)は、プラントで使用されるデジタル入出力およびアナログ信号対応の有線機器に取り付けることで、ISA100 Wirelessに準拠した無線機器として使用できるマルチファンクションアダプタを発売した。 プラントでは、FOUNDATIONフィールドバス、HART、Modbus、PROFIBUS などの有線フィールド通信規格のほかに、オン/オフのみを伝達するデジタル信号、4~20mA のアナログ信号などが使われている。マルチファンクションアダプタは、これらのデジタル信号やアナログ信号が使われている有線機器に取り付けて、ISA100Wirelessに準拠した機器として使用できるようにするもので、これにより、フィールド無線システムを構築できる機器が拡大し、無線システムの用途が広がる。 同製品は、機器のオン/オフの入力が行えるデジタル入 日置電機(株)は、リチウムイオン電池評価における従来方式の転換を提案するバッテリインピーダンスメータ『BT4560』を発売した。 同製品は、従来方式(DC-IR 測定)とほぼ同じ性能/品質の評価を可能にする低周波AC-IR測定により、リチウムイオン電池の評価に要する測定時間を大幅に短縮でき、測定効率を向上させることができる。これまで、低周波AC-IR 測定を精度よく行うために高い費用を要していたが、リーズナブルな価格による低周波AC-IR 測定を実現。高精度かつ安定測定を実現。また、測定プローブを電池にあてた際の接触抵抗や、測定プローブの配線抵抗の影響を受けにくい回路構成にし、安定した測定が可能。これにより、従来に比べて、生産ラインでのケーブルの引き回しの自由度が高くなり、加えて用途に応じた2 種類の専用力2チャネル、オン/オフの出力が行えるデジタル出力1チャネル、4~20mAで伝送器の測定値を受け取るアナログ入力1チャネルを装備し、リミットスイッチのオン/オフ状態の監視、電磁弁への開閉指示、アナログ出力の伝送器で測定したデータの上位システムへの伝送などを、無線で行うことが可能。また、防塵/防水に対応した屋外型や、引火性のガスがある場所で使用できる防爆型も2015 年中に発売する予定。 フィールド無線システムは、プラントに設置されるフィールド機器や分析計などと、監視/制御システムなど上位のシステムとの間の通信を無線化するシステムである。生産性向上や安全に対する意識の高まりから、プラントでより多くのデータを収集したいというニーズは高まっており、配線が困難な場所にも設置でき、有線システムに比べ敷設プローブ(クリップ型とピン型)を用意している。 リチウムイオン電池は、電気自動車やハイブリッド自動車、携帯電話や携帯音楽プレーヤなどの幅広い製品に搭載されることから、その市場は年々拡大をしている。なかでも、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されるリチウムイオン電池については、その性能/品質は最高水準のものが要求される。リチウムイオン電池の性能/品質の評価方法として内部抵抗測定があるが、従来はDC-IR 測定という方式がおこなわれており、この方式ではリチウムイオン電池を予備充電したうえで大電流を流し、電圧降下させること(放電)を通じて内部抵抗を測定している。しかし、この方式では予備充電に数分から数十分の時間が必要なので、最終的に内部抵抗測定を終えるのに、数十分から約1 時間かかっており、そのため測定効率の悪さが課題になっていた。 同社では、年間180 台の販売を目標にしている。2015.1コストを削減できる無線フィールド機器の需要が増加している。 同社では、2015 年度2,000 台、2016 年度5,000台の販売を目標にしている。請求番号A5004請求番号A5003請求番号A0007