ブックタイトルメカトロニクス1月号2015年

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概要

メカトロニクス1月号2015年

8 MECHATRONICS 2015.1高い作業効率と困難であった動体温度測定を容易に実現するコストパフォーマンスに優れた画期的な無線温度ロガを発表USBリアルタイムスペクトラムアナライザを発売 (株)アドバンテストは、自動車産業を始めとする様々な産業の研究開発から生産現場までの温度評価用として無線温度ロガ『AirLogger WM1010』を発表した。 同製品は、給電にはボタン電池、データ通信には無線を利用し、温度測定ユニットの小型化と完全ケーブルレス化(独立化)を実現。これにより、作業効率を飛躍的に向上させ、従来測定が困難であった回転体や動体、広域の温度も容易に測定することができる。また、複数の測定ポイントの温度を無線通信でリアルタイムにデータ処理し、最大100ポイントの同時測定が可能。主な仕様は、温度測定性能:-200~1,300℃(Kタイプ)、測定間隔:100ミリ秒~10 分間隔、温測ユニット:(耐熱)-15~70 ℃/(サイズ)35(W)×35(D)×14.5(H)mm /(同時接続数)最大100ch /(給電)ボタン電池(CR2032タイプ)、デー テクトロニクス社は、USBアーキテクチャをベースとした、コストパフォーマンスに優れた新しいクラスのリアルタイムスペクトラムアナライザ『RSA306 型』を発売した。 同製品は、同社初のUSBスペクトラムアナライザであり、USB3.0インタフェースを装備し、デスクトップまたはノートPCと接続して複雑なテストと解析を高速に行える。従来のスペクトラムアナライザに比べて、非常に低コストでありながら、同等またはそれ以上の優れた感度、確度、ダイナミックレンジを実現。9kHz~6.2GHz の周波数測定範囲と40MHz のリアルタイム帯域幅を備えながら、質量はわずか590gと軽量。また、USB 計測器用ソフトウエアとして優れた信号解析機能をもつSignalVu-PCは、7 世代ものリアルタイムスペクトラムアナライザの性能改善を反映し、多くの新しい解析機能を追加してきたが、同タ表示:Windows PC(Windows7、Windows8/8.1 に対応)、対応熱電対:K/T/Jタイプ、通信周波数:2.4GHz無線通信、など。 自動車産業をはじめとする様々なものづくりの現場や研究開発の場において、一般的に行われている温度測定や温度評価のほとんどは、温度測定部とデータ処理部がケーブル接続されているデータロガを使用している。これは測定作業の準備から測定、後片付けまでの操作が煩雑で工数がかかっており、作業効率のアップが求められてきた。また、近年は測定対象物のダウンサイジングや高密度実装化が進み、温度測定部の小型化、多数の温度測定ポイントの同時測定処理などのニーズも増えている。 同社では、2015年1月出荷の日本国内仕様を皮切りに、2015 年秋には米国、欧州対応製品を逐次リリース予定。製品はSignalVu-PC のすべての機能を使うことができる。さらに、オープンAPIによりMATLABやPythonなどのWindowsベースの独自のインタフェースが使用できるため、計測器で収集したローデータをコントロールすることができる。 電気回路の設計やテストのほとんどすべての分野において、RFおよびマイクロ波のテストの要求は急速に変化している。しかし、スペクトラムアナライザは高価な計測器であるため、多くの企業、実験室、教育機関で誰もが使えるほどの十分な台数を用意することはできていなかった。 同社では、SignalVu-PCソフトウエア(無償)と併用することで、予算の厳しい研究/開発、無線通信システムの設置、メンテナンス、不要輻射、干渉電波解析、大学などの教育機関向けのアプリケーションで優れた解析機能を提供する。2015.1請求番号A5002請求番号A5001