ブックタイトルメカトロニクス12月号2014年

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概要

メカトロニクス12月号2014年

10 MECHATRONICS 2014.12「本体」「センサアンプ」「センサ」「分析プログラム」を分離した構造の見直しなどで低価格化と大幅な短納期化を実現したタブレット型の多機能計測システムを発売小型/シンプル構造の高速ダイレクトドライブモータを開発 リオン(株)は、Android OSを搭載するタブレット型のプラットフォームの上で構成される多機能計測システム『SA-A1』を開発し、販売を開始した。 同製品は、「本体(プラットフォーム)」「センサアンプ」「センサ」「分析プログラム」を分離したプラットフォームタイプの多機能計測システムで、従来のように用途別に騒音計、振動計などの計測器を購入する必要がなく、1 台で環境分野、産業分野の各現場で必要な計測(騒音や振動など)を、ユーザーの要望に合わせてシステム構成できる。そして、騒音や振動など複数の同時計測も同製品1 台で対応できるとともに、ケーブル配線が困難な現場や離れた現場でも簡単に計測できる無線計測も構築できる。また、タブレット型の優れたハンドリング性や直観的な操作感に加え、軽量(約1.2kg)、コンパクト(B5 サイズ)、充電式リチウムイ シンフォニアテクノロジー(株)は、小型で複雑な機構を廃したシンプルな構造の高速ダイレクトドライブモータを開発した。 同製品は、構造の見直しや機種数の削減、量産効果などにより、従来比30~40%程度の低価格化と大幅な短納期化を実現した。アウターロータ機構採用で、30/ 65 / 100Nm の3 種類を用意し、すべての種類で外形寸法を従来比25%強縮小した。最高速度は240~300rpmで、センサ分解能は1,310,720pprと実用領域を網羅した仕様となっており、中空を活かしてケーブルやエア配管を設置できる。スペースに限りがあり自動化できなかった工程を自動化することが可能となり、生産性の向上、装置の小型化に大きく貢献できる。スマートフォンやタブレット端末などの製造工程に使われる装置や高機オンバッテリ対応などの特徴も備えている。さらに、アナログ回路を分離したセンサアンプ方式により、多様な(他社製など)センサにも対応可能で、AndroidをベースにしたOSを採用することで、測定器のプログラムは誰でも開発することが可能になり、オープン化を実現できる。 同社は、公害などの環境騒音振動や開発/生産現場の品質の維持管理などの産業騒音振動を計測する騒音計や振動計などを、国内および中国を中心としたアジア、欧州、米国などで展開している。特に、ハンディタイプの騒音計や振動計は、世界レベルで高い評価を得ている。 同社では、国内および海外の代理店を通じて2014 年10月22日から発売し、初年度500台の販売を計画している。能フィルム製造装置、印刷機械のロール駆動や、自動車/家電などの量産工場における自動化機器などが販売ターゲットとなる。 近年、市場ニーズの需要増が見込まれる分野として、スマートフォン、タブレットPCなどの製造工程におけるインデックス運転、高機能フィルム製造工程や印刷機械のロール駆動があり、共通の仕様要求として「コンパクト化」、「高速化」が求められている。また、高速ダイレクトドライブモータは高機能であるため「高価」という印象があった。それらを踏まえ、今回、『手軽にお求めいただける高速ダイレクトドライブモータ』を開発コンセプトに、従来の高機能、高性能を維持しつつ、かつ、低コストと短納期を徹底的に追求した製品を開発した。 同社では、2014 年10 月より販売を開始し、初年度5億円、2 年目以降年間10 億円の売り上げを目標にしている。2014.12請求番号M5002請求番号M5001請求番号M0010