ブックタイトルメカトロニクス9月号2014年

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概要

メカトロニクス9月号2014年

MECHATRONICS 2014.9 11従来モデルの機能を継承し、GUIを刷新した0603 サイズで低抵抗100mΩを実現した中小規模拠点向けVPN ルータを発表電流検出用チップ抵抗器を開発 ヤマハ(株)は、中小規模拠点向けVPN ルータの新モデルとして、同社従来モデル『RTX1200』のコンセプトを完全に継承すると同時に、新しい時代に対応するための改善を積極的に行ったギガアクセスVPNルータ『RTX1210』を発表した。 同製品は、ネットワークの構築から運用管理まで使いやすさを追求した新GUIを搭載し、同社ルータを初めて使用する方やコマンドラインによる設定が不慣れな方でも、同社製『NVR500』や『RTX810』で好評の「かんたん設定」ページをより進化させた新しい「かんたん設定」画面で、基本的なネットワークを容易に構築することができる。スイッチ、無線LANアクセスポイントの統合管理機能であるスイッチ制御の画面を「LANマップ」として再構成し、LAN 内のネットワーク構成をよりわかりやすく表示 ローム(株)は、スマートフォンやウェアラブル機器など小型機器の電流検出用途に最適な低抵抗チップ抵抗器『UCR006』を開発した。 同製品は、新しい材料と構造を採用し、厚膜タイプ抵抗器の0603 サイズにおいて、業界最高クラスの低抵抗100mΩを実現した。また、新しい材料と構造を採用する際に放熱性も高めており、小型化とトレードオフになる定格電力を同サイズ汎用品の2 倍となる0.1Wを保証。使用温度範囲も低抵抗領域の0603 サイズで-55 ~155 ℃を達成し、ポータブル機器はもちろんのこと、これまで以上に幅広いアプリケーションへ対応できる。さらに、低抵抗化の際に課題となる抵抗値許容差においては、同社独自のトリミング技術を施し、±1%(F 級)も実現。既存シリーズの特徴である裏面実装構造により、抵抗温度係できるようになった。また「LANマップ」では、スイッチ、無線LANアクセスポイントのみならずその配下のPC、プリンタ、ネットワークカメラ、POS 端末、スマートデバイスなどの端末を表示することができる。10 個のLANポートを搭載し、LAN1は8ポートのスイッチングハブとなっており、すべてのLANポートがギガビットEthernetに対応している。さらに、USBポートを搭載し、USBデータ通信端末を接続して携帯電話網をWAN 回線として使用することが可能で、これによりメイン回線が切断された場合のバックアップ回線として携帯電話網を利用できるほか、有線回線未提供エリアや工事現場、臨時店舗などにおいても回線工事無しでネットワーク環境を構築することができる。 中小規模ネットワークでは専任のネットワーク管理者が常駐していないケースが多く、設定、運用、管理の負荷軽減数0~300ppm /℃とはんだ実装時の抵抗値ずれ低減も継承しており、抵抗値の変動を小さくすることに成功している。これらにより、高精度な電流検出が必要な回路にも利用することができる。 スマートフォンなどの電子機器を動作させるためには、機器の内部で電流の検出や電圧の制御を行う必要があり、100を超える抵抗器が使用されている。電流の検出には、電力損失を減らすために抵抗値の低い抵抗器を使用する必要があるが、機器の高機能化に伴い定格電力も合わせて要求されている。また、近年のスマートフォンやウェアラブル機器のように、さらに小型で低消費電力の部品を必要とする機器が増えており、電流検出用途の抵抗器を小型化する際には、低抵抗化と定格電力、新たに浮上した抵抗値許容差の保持など、様々な課題をクリアする必要があった。 同社では、2013 年12 月より既にサンプルを出荷し、2014 年2 月から当面月産2,000 万個の体制で量産を開始している。2014.9を強く求められている。 同社では、2014 年11 月より発売し、初年度30,000台の販売を計画している。請求番号J5004請求番号J5003請求番号J0015