ブックタイトルメカトロニクス8月号2014年

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概要

メカトロニクス8月号2014年

MECHATRONICS 2014.8 9請求番号H0005車載装置や二次電池の評価システム(性能/耐久試験)に最適な発光効率を従来比約14%向上させた組み込みコントローラ『e-RT3』用CANインタフェースモジュールを発売ハイワットの照明用LEDを開発 横河電機(株)は、電子部品/電子機器組み立て装置などへの組み込みコントローラ『e-RT3(イーアールティースリー)』用に、CAN(Controller Area Network)インタフェースモジュールを開発し、販売を開始した。 同製品は、CAN 通信プロトコルに対応したインタフェースモジュールで、プロトコル変換器を介さずにCANインタフェースをもつ機器とコントローラを直接接続することが可能になり、そのためシステムの構築が容易で通信も高速になる。組み込みコントローラ『e-RT3』のCPUモジュールとCANインタフェースモジュール間を、PCの内部バス規格として普及しているPCIバスで接続し、測定データを最大データ転送速度133MB /秒と高速に処理できる。ターゲットとする主な市場は、自動車関連/二次電池/スマートグリッド市場。 シチズン電子(株)は、発光効率を従来比約14%向上させ、クラス最高レベルの発光効率を実現したハイワットの照明用LED『COBシリーズ Version3』(4パッケージ11 品種)を開発した。 同製品は、部材の改良と最適化により光の取り出した効率と放熱性を高め、同社従来品と比較して光量では約8%、発光効率では約14%向上し、COBタイプのハイワットLEDでクラス最高レベルの発光効率を実現。光量と発光効率を維持しながら演色性Ra65typ.からRa70min.に向上させ、さらに3,000Kと4,000Kのカラーバリエーションを拡充し、屋外照明における光の質の確保やニーズの多様化に対応。既存光源で白熱電球10W~水銀灯400Wクラスに相当する光量範囲を実現するためには、数百におよぶ光源種類が必要なところ、わずか4パッケー CANは、電子機器同士を接続する通信規格で、国際標準化機構(ISO)によって標準化され、自動車の電子制御装置(ECU)とモータ、インバータなどの車載装置間のバスを中心に普及し、二次電池分野でも採用が増えるといわれている。車載装置や二次電池の性能/耐久試験では、ユーザーが設定した負荷パターンや温度パターン通りにコントローラから発信される指示に応じて稼働している試験対象品の温度、電圧、電流、回転数、トルクなどを測定する。これまでは、PLC(プログラマブル/コントローラ)を用いて、CANに対応した車載装置や二次電池を試験する場合、PLCと試験対象品の間にCANに変換するプロトコル変換器が必要だった。 同社では、2014 年度500 台、2015 年度1,000 台の販売(海外も含む)を目標にしている。ジ11 品種のラインアップで30 ~22,473lm(0.2 ~165Wクラス)の光量範囲のカバーが可能で、LED 周りの光学設計の共通化など、器具設計の効率化が図れる。北米安全規格であるUL 規格(UL8750)の適合証を取得し、認証取得済みのLEDパッケージを提供することで照明器具のUL認証習得の簡素化に貢献。アルミ基板に直接LED 素子を実装し、放熱性に優れた同社独自構造の「チップ・オン・アルミ工法」を採用。セレクターツールの提供により、必要光速など希望の条件を入力することで、求めるLEDを容易に絞り込むことが可能。 白熱電球の撤廃による省エネ化の促進や、水銀撤廃を目指した水俣条約など、照明分野における地球環境保護への取り組みは一段と深化している。また、2020 年の東京オリンピック開催による社会インフラの再編などを受け、照明用LEDに対する市場ニーズの広がりは、今後さらに進むと考えられる。 同社では、2014 年6 月より量産を開始する予定。2014.8請求番号H5004請求番号H5003