ブックタイトルメカトロニクス2月号2014年

概要

メカトロニクス2月号2014年

MECHATRONICS 2014.2 9DC／AC／電池と3電源の選択が可能な赤外線サーモカメラを用いた非接触での温度監視と測定データの記録が行える一体型ガス検知警報器を開発サーモグラフィパッケージを発売新コスモス電機（株）は、DC ／ AC ／電池と3 つの電源から選択が可能で、自動バックアップにより災害などによる停電時でも2週間以上の使用が可能な一体型ガス検知警報器『KS-7シリーズ』を開発した。同製品は、従来の同社製品をリニューアルし、使用電源がDC とAC から選択が可能となり、オプションの電池ユニットを使用すれば電池での使用も可能。電池では、約1年間の使用が可能。さらに、自動バックアップにより、災害などによる停電時でも2 週間以上（約350 時間）の使用が可能。また、従来品と比べて大きくなったLCD画面で、濃度表示や各種表示がわかりやすくなり、警報はわかりやすい音声とスライド点灯するランプで知らせる。W82 × H150 × D35mm、重さ300g という小型／軽量のコンパクト設計により、設置も簡単で場所も取横河電機（株）は、赤外線サーモカメラとレコーダを用いて非接触での温度監視と測定データの記録が行える『SMARTDAC ＋（スマートダックプラス）』サーモグラフィパッケージを発売した。同製品は、操作性に優れた高信頼の同社製ペーパレスレコーダ『GX20』もしくは『GP20』と、FLIR Systemsの高解像度赤外線サーモカメラをEthernetで接続したもので、ユーザーの設置状況に合わせてエンジニアリングおよび初期設定をしたうえで提供する。これにより、ユーザーの工数削減、導入決定から運用開始までの期間短縮に大きく貢献する。また、レコーダに色で温度を示す温度分布画像を表示できるほか、表示されている部分のうち指定した最大10 個所までの温度、あらかじめ指定したエリア内の温度の平均値／最小値／最大値を数値らない。ラインアップは、一酸化炭素用『KS-7D』と酸素用『KS-7O』の2機種を用意している。そして、『KS-7D』は、食品工場、厨房、大学／研究施設、製鉄所等の事務所など、『KS-7O』は、各種研究施設、クリーンルームなどを対象に販売を計画している。ガス貯蔵施設や石油化学工場など、数多くの施設でガス検知警報器が使われており、その多くでは、警報部／指示計とガス検知部に分かれたシステム型が使用される。一方で、学校、病院などの公共施設やビル空調設備、食品／薬品をはじめとする各種試験研究施設など、比較的小規模でガスの安全管理や酸素濃度管理／酸欠事故予防が必要な現場では、警報部／指示計とガス検知部が一体になった警報器が使用される。同社では、『KS-7D』を2013 年10 月1 日より発売しで表示し、記録することが可能。さらに、これらの測定値が、あらかじめ設定した範囲を逸脱した場合には、電子メールでアラームを発報することができる。プラントなどの生産現場においては、さまざまな設備や物質の温度を監視することが求めらる。温度の測定では、測定対象に接触式センサを取り付ける方法が一般的だが、石炭ヤード（貯炭場）や廃棄物集積所、稼働中の回転炉やボイラ、すでに設置済みの排煙設備の監視など接触式センサの取り付けが困難な場合がある。このような場合は、赤外線により非接触で温度測定を行える赤外線サーモカメラを導入することが有効になる。赤外線サーモカメラをプラントの設備監視に使用するには、プラント内の監視／制御ネットワーク上のPC などに接続する必要があるが、これには専門的なエンジニアリングと設ており、今後『KS-7O』を発売する予定で、初年度販売を『KS-7D』は600 台、『KS-7O』は1,000 台を目標にしている。定作業が求められる。同社では、2014 年度100 パッケージ（国内のみ）の販売を目標にしている。2014.2請求番号B5004請求番号B5003請求番号B0005