ブックタイトルメカトロニクス2月号2014年

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概要

メカトロニクス2月号2014年

8 MECHATRONICS 2014.2コンパクトサイズで高速実装ラインを構築する設置工事不要、リモートモニタリングで人手を大幅削減する高速コンパクトモジュラマウンタを発売自律走行の太陽光パネル自動清掃装置を開発 JUKI(株)は、コンパクトサイズで実装工場のスペース生産性を58%向上させた高速コンパクトモジュラマウンタ『RX シリーズ(RX-6 / 7)』を発売した。 RX-6 は、極小サイズのチップ部品から大型IC 部品、異型部品など、幅広い種類の部品を搭載できる汎用性の高いマウンタ。同社の汎用マウンタ『KEシリーズ』の特徴を継承しながら、搭載速度の向上とマウンタサイズのコンパクト化を図っている。部品を吸着して搭載する「ヘッド」を、前側に加えて後ろ側にも装備しているため、前後のヘッドが交互に部品の吸着と搭載を繰り返すことで動作ロスが減少し、生産性は従来機に比べ約2倍に向上。また、搭載できるIC部品のサイズや高さ、対応基板サイズも拡大し、LED 実装やPoP 実装など多様な生産形態に対応できる。シンフォニアテクノロジー(株)は、カメラおよび各種センサを搭載し、軌道が必要ない自律走行式の『太陽光パネル自動清掃装置』を開発した。可搬式により設置工事も不要で、メガソーラ施設などで多くの人手を介して行われている太陽光パネルの清掃作業を大幅に削減する。同製品は、洗浄水タンクを搭載しており、清掃方法としては噴射ノズルから洗浄水を散水し、回転ブラシとワイパで清掃を行い、能力は毎時100m2まで清掃する。走行能力も高く、ゴムクローラ走行で登坂能力は5 ~30度(雨天時などのウェット面では20度)、パネル間??間50mm までの走行も実現し、段差も± 30mm まで走行可能。走行は、カメラ画像によってパネル表面の線を認識し、合わせて各種センサによる位置検出および位置補正を行うため、誘導線等の軌道を付設する必要もなく、ス RX-7 は、主に極小部品をハイスピードで搭載するマウンタ。生産性を向上させる多くの新機構を盛り込み、マウンタサイズのコンパクト化を図っている。小型軽量化を図りつつ、個々の部品を吸着/搭載するノズルを16本装着した「スーパーロータリーヘッド」を2 基搭載したことにより、75,000CPH を実現。また、ヘッド構造に「並列2 ヘッド構造」を採用し、生産能力を向上させた。ヘッド内に装着されたカメラで、チップ立ち検出や部品有無検出などを行い、高速高品質搭載を実現する。 近年基板実装の範囲が、スマートフォンなどのスマートデバイス、車載ECU、医療機器、デジタル家電機器など多様化し、電子回路基板もタンドアローンタイプなので設置工事も不要。また、無線機能を搭載し、PC /タブレットから装置の洗浄水切れ、バッテリー切れなどの状態監視のリモートモニタリングが行われ、バッテリーが切れた場合は清掃地点の最下点で待機する機能となっている。再生可能エネルギーの普及/拡大を目的に、2012 年7月1日より「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が施行されたことにより、1メガワットを超える太陽光発電施設が増えている。一般的に太陽光パネルは、ほこりや水垢、砂などによって表面が汚れることにより、発電効率が最大約5%低下する場合があるといわれており、1 メガワット当たりでは年間約100 万円の損失にあたる。また、これ以上に定期的な清掃作業にかかる人手と手間、費用は今後、発電事業者にとって大きな負担となっている。同社では、今後もさらなる需要が求められる太陽光発電設備の保守メンテナンスサービス事業の拡大を目指す。2014.2ますます小型化、高密度化、高機能化が進んでいる。 同社では、2013 年12 月2日より国内外で販売を開始している。請求番号B5002請求番号B5001請求番号B0004