ブックタイトルメカトロニクス2月号2014年

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概要

メカトロニクス2月号2014年

52 MECHATRONICS 2014.2 高輝度LEDの設計/製造を中心に、アプリケーション、照明分野までを網羅した専門展示会である『LEDジャパン 2013 / Srategies in Light』がパシフィコ横浜において開催された。 同展示会は、米国Strategies Unlimited 社が監修する専門カンファレンスとの併設と、『InterOpto2013』『BioOpto Japan2013』『LaserTech2013』との同時開催で行なわれ、3日間の総来場者数は8,157 名を集めた。■90°までの曲げ加工を実現 デュポン(株)では、新開発のポリイミドベース放熱基板材料『CooLam 3D』を紹介していた。 同製品は、容易に多面体を形成でき、従来のプロセスコストの大幅な低減、及び部品点数の削減に寄与し、90°の折り曲げにおいても安定した耐電圧特性を実現するもの。用途としては。LED 照明用基板、フラットパネル用バックライト、車載用ライティング基板などに適しており、全方位照射、デザインの差別化を実現する。■新たなアプリケーションニーズに応える 日機装(株)では、深紫外線LED の、TOタイプと、高出力SMDタイプを紹介していた。 紫外線LEDは、従来光源では得られない波長の光源を作り出し、新たなアプリケーションニーズに応えることができるもの。この深紫外線LEDの波長帯は255~350nmで、高出力、単一波長発光、高速応答、低消費電力、低電圧駆動、小型、水銀フリー、といった特徴を有し、殺菌、センサ、検査、計測、樹脂硬化、印刷、化学物質分解、光線治療などの用途に適している。■高解像度の色度及び輝度測定を実現 (株)プロリンクスでは、イメージング色彩輝度計『ProMetric G3』を紹介していた。 同製品は、精密な測定が求められる開発、品質管理及び量産現場での用途に適した高解像度イメージング色彩輝度計で、FPDの点欠陥検出、LED/有機ELの個別のピクセルまたはサブピクセルの色度及び輝度測定、組み込みパネルや照明付きキーボードなどの位置ごとの発光特性の測定などに最適。次世代ProMetric Gプラットフォームを採用しており、再現性の高い測定精度と使いやすさを実現している。■透明な皮膜で 光学特性に影響を与えない (株)野田スクリーンでは、銀硫化防止コーティング剤を紹介していた。 これは耐硫化性能の高いフッ素皮膜で、銀配線や銀めっきなどの銀の硫化を防ぐ製品。透明な皮膜であるので光学特性に影響を与えないことからLEDのコーティング剤として適している。また、耐熱性があり、黄変/白濁などが起こらないのも大きな特徴である。耐熱性については、150℃の条件下で500時間静置した試験においても、フッ素皮膜の光学特性に変化が見られなかった、という結果が得られているという。 同展示会の次回開催は、2014 年10 月15日(水)~17日(金)、パシフィコ横浜において予定されている。 フラットパネルディスプレイに関する総合展示会である『FPD International 2013』が、パシフィコ横浜で開催された。 同展示会は『プリンテッドエレクトロニクス2013』『OLED 2013』『タッチパネル2013』との同時開催で行なわれ、3日間の来場者は50,912 名に上った。■様々なアプリケーションへの 転用が可能 テクノアルファ(株)は、ISORG 社製の『有機センサ』を紹介していた。 これはプリンテッドエレクトロニクスの特徴を生かし、薄さ、フレキシブル、大面積、軽量、優れた感知能力を有した次世代センサ。同センサはプラスチック、ガラス上に生成/形成することが可能で、光センサ、モーションセンサ、イメージセンサ、ユーザーインタフェースなどのユーザー視点で様々なアプリケーションへの転用が可能。フレキシブル/薄型センサ化の実現に貢献し、ジェスチャを非接触で3D 感知できる点や、広いセンシングエリアを実現している点、広範囲(400 ~1100nm)の波長領域をカバーしている点、などの特徴を有する。■ガラス基板を非接触で搬送 (株)ダン科学は、非接触搬送洗浄装置『DNCC-320』を紹介していた。これは、ガラス基板を流体で浮上移動させながら、洗浄~リンス~乾燥処理を行う装置。本来洗浄媒体である純水などで浮上させ、かつ洗浄し、垂直端面だけで駆動制御させ川幅方向のサイズ変更も可能としている点が大きな特徴である。併せて、次世代型の空中搬送洗浄装置 For スマートフォン『DACC-061-3L』もパネル展示。この装置は、4インチ(61×124mm)から7インチ(140×200mm)のパターン付き小判ガラス両面の各種汚れを洗浄除去するもので、ガラス基板の平面部は接触せず、端面をローラ駆動させ、川幅方向のサイズ変更も可能。ガラス基板にローラ痕が残らない。■非接触浮上搬送方式を採用し、 省エネ、高生産性を実現 東レエンジニアリング(株)は、『超音波プロキシ乾燥コータシステム』を紹介していた。 これは非接触浮上搬送方式を採用したシステムで、ガラス基板を浮上させながら搬送し、塗布/乾燥及びプリベークまでを平面で処理する先進的なライン構成。特徴としては、①ガラス基板搬送方法の変更により、高速タクトタイムで生産性を向上させる、②非接触搬送により、乾燥むら、搬送むらゼロ化及びパーティクル/静電気を低減させる、③ロボットレス化/真空ポンプレス化により、フットプリント低減、用役費・保守費用を削減させる、④大型基板/薄型基板での対応が可能となり、次世代への展開を可能にする、などの点が挙げられる。■高機能シートの検査に最適 オムロン(株)では、『金属判別搭載 シート表面欠陥検査装置』を紹介していた。 これはカメラ1 台(系列)で金属/異物(金属外)、ピンホール/ゲルを判別できるというもの。従来のモノクロ検査では、明欠陥(白点)と暗欠陥(黒点)の区別はできたものの、「金属/異物」はともに暗欠陥(黒点)、「ゲル/ピンホール」はともに明欠陥(白点)となり、区別ができなかったが、独自の多波長検査技術である『MultiWave Sensing(マルチウェーブセンシング)』によって、「金属」「ピンホール」だけを安定して判別することができる。 同展示会の次回開催は、2014 年10 月29日(水)~31日(金)、パシフィコ横浜において予定されている。FPD International 2013 2013 年10 月23 日(水)~25日(金)パシフィコ横浜(株)日経BP■ 会 期■ 会 場■ 主 催LEDジャパン 2013/Srategies in Light 2013 年10 月16 日(水)~18日(金)パシフィコ横浜(株)ICS コンベンションデザイン■ 会 期■ 会 場■ 主 催ポリイミドベース放熱基板材料『CooLam 3D』に関する展示イメージング色彩輝度計『ProMetric G3』『有機センサ』のデモンストレーション非接触搬送洗浄装置『DNCC-320』日機装(株)のブース東レエンジニアリング(株)のブース『金属判別搭載 シート表面欠陥検査装置』に関する展示銀硫化防止コーティング剤に関する展示