メカトロニクス4月号2013年

メカトロニクス4月号2013年 page 9/60

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概要:
MECHATRONICS 2013.4 9駆動部は従来サイズでシュート長が最大200mmアップした太陽電池パネルのI-V 特性から暗電流の測定まで可能なパワーアップ型電磁式リニアフィーダを発売太陽電池総合評価システムを発売シンフォ....

MECHATRONICS 2013.4 9駆動部は従来サイズでシュート長が最大200mmアップした太陽電池パネルのI-V 特性から暗電流の測定まで可能なパワーアップ型電磁式リニアフィーダを発売太陽電池総合評価システムを発売シンフォニアテクノロジー(株)は、従来機に比べシュート部の長さが最大200mmアップ可能なロングシュート対応の新型電磁式リニアフィーダ『LFG シリーズ』を発売した。同製品は、駆動部が従来型とほぼ同寸法のまま、従来より最大200mm長いロングシュートの取り付けが可能になり、シュート積載許容質量も大幅にアップした。また、同社独自の振動搬送解析技術を駆使することにより、シュート上の部品が搬送むらなく安定した振動搬送を実現し、構造面ではシュート取り付け面より後部ウエイト上面を低くすることにより、リニアフィーダの機器配置が大幅に改善された。ロングシュート対応が可能になったことによるパワフルな搬送と、使い勝手の大幅改善を合わせて実現した。駆動部サイズにより、LFG-600 /(株)エーディーシーは、新エネルギー市場向け機器の販売を強化してきたが、今回、すでに発表しているI-Vメータ『4601』に接続して、太陽電池のダークカレント(暗電流)が測定できるブースタ『46015』と極性反転出力ユニット2機種を開発し、これらを組み合わせて太陽電池総合評価システム『SS9620』として発売した。同システムの心臓部となる4601 は、太陽電池の重要な性能であるI-V特性を従来の40倍のスピードで測定できる機器として、太陽電池セルやパネルの生産ラインに数多く使われている。高効率化が要求される太陽電池では、I-V特性以外に、ダークカレントの測定が重要になる。ダークカレント特性測定は、遮光状態で太陽電池を受動ダイオードとして「順方向バイアス暗電流?電圧特性」を測定することで、太陽電池の性能を制限する機構750 / 900(数字は、シュート仕様上限長さ寸法)の3機種をラインアップしている。主な仕様は、振動数:80~ 110Hz(LFG-600 / 900)/ 80 ~ 100Hz(LFG-750)、最大振幅:0.65mm(LFG-600)/ 0.75mm(LFG-750)/ 0.9mm(LFG-900)、適正コアギャップ:0.7 ~ 0.8mm(LFG-600)/ 0.8 ~ 0.9mm(LFG-750)/ 1.0 ~ 1.1mm(LFG-900)、など。電磁式リニアフィーダは、主に部品や紛粒体などを、電磁石を媒体に振動を発生させることによって次工程へ効率的に供給する振動搬送プロセス装置。単体で使われることもあるが、パーツフィーダから整列排出された部品の整列貯蔵および搬送部として使われることが一般的である。その用途は多岐に渡っており、電子部品、医薬、化学、食品、窯業、ボルト、ナットなどあらゆる分野に及んでの評価に使用される。今回新たに開発した46015 は、4601本体と組み合わせてこのダークカレントの測定を可能する。4601 単体では、最大発生電力は30Wだが、この46015 を組み合わせることで、その10倍の300Wまで発生電力をアップすることができ、太陽電池モジュールまで対応できる。また、太陽電池モジュールには、故障してもシステム全体に支障を及ぼさないようにバイパスダイオードが組み込まれており、このダイオードを評価することや、太陽電池内部の並列抵抗を正確に測定することで発電効率の評価をすることが重要である。これらを測定評価するために、極性反転出力ユニット『CC04601X』を同時開発し、出力ユニットはユーザーの要望により、従来の2 機種と極性反転の2 機種を合わせて4 機種から選択が可能。いる。今回開発したロングシュート対応のモデルは、より長い工程の搬送、製造現場でのスペースを有効利用などのユーザー要求に応えて開発された。同社では、初年度より3機種合計で5万台/年の販売を計画している。同社では、すでに受注を開始し、初年度100システムの販売を目標にしている。2013.4請求番号D5004請求番号D5003請求番号D0007