メカトロニクス12月号2012年

メカトロニクス12月号2012年 page 10/60

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10 MECHATRONICS 2012.12最大加工径φ12mmを実現したアナログ8チャネルと高速/長時間測定を実現した主軸台移動型CNC自動旋盤を発表薄型/大画面のデジタルオシロスコープを発売 シチズンマシナリーミヤノ(株)は....

10 MECHATRONICS 2012.12最大加工径φ12mmを実現したアナログ8チャネルと高速/長時間測定を実現した主軸台移動型CNC自動旋盤を発表薄型/大画面のデジタルオシロスコープを発売 シチズンマシナリーミヤノ(株)は、小型精密CNC自動旋盤シンコムより、ベストセラーのLシリーズに最大加工径φ 12mmを実現したモデル『L12 VII 型』を発表した。 同製品は、同社の最大加工径φ 12mmのモデルでは最速仕様となっており、基本軸数5軸の機械構成による様々な同時加工と合わせて、従来のφ 12mm加工機に比べてサイクルタイムの短縮を実現。L シリーズの特徴の一つである、数多くのツール(バイトやドリル)を装着でき、工具同士が干渉しにくい水平ツールレイアウトを採用することで、最大27本のツールの装着が可能。操作性の良さと、特殊ツーリングなどへの拡張性を兼ね備えた広いツーリングゾーンを機内に確保しつつ、機械本体の小型化を実現。これまでは、加工ワークの長さに横河メータ&インスツルメンツ(株)は、アナログ入力を8 チャネルもつ500MHz 帯域のミックスドシグナルオシロスコープ『DLM4000 シリーズ』を発売した。同製品は、アナログ8 チャネル、またはアナログ7チャネル+ロジック8bit を切り替えて使用する機能を追加し、多数の測定個所を同時に測定できるため、開発効率の向上に寄与する。入力チャネルが多い分、組み合わせる測定用端子(プローブ)の数も増えるため設置スペースが必要になるが、先行発売した高電圧差動プローブ『PBDH0150』をはじめとしたコンパクト設計のプローブ製品群との組み合わせで、限られたスペースを有効に活用できる。従来の同社アナログ8 チャネルモデルと比べ、奥行きを約50 %小さくし、重量も約35 %削減、他社の4 チャネル入力モデル並みのコンパよって、機械本体をガイドブッシュ付きかガイドブッシュレスかを選択する必要があったが、簡単な手順で行える切替方法を実現。自動旋盤の複雑な操作を支援低減するヒューマンインターフェースを搭載し、作業者に優しい操作性を実現。アイドリングストップなど消費電力を削減する制御方式を採用したほか、送り軸の高速化によるサイクルタイムの短縮を実現し、加工部品当りの消費電力量を低減するなど環境に配慮している。 Lシリーズは、精密機器部品、医療関係部品、自動車部品など様々な業種の金属加工で汎用性のある機械として世界中で販売されており、今回初めて、小径であるφ12mmに特化したモデルを発売する。Lシリーズのラインアップを拡充することで、ユーザーの21世紀型(高付加価値)モノづくりを支援していく。クト設計とした。実験ベンチなど限られたスペースでも使いやすく、移動も簡単になり、また波形表示画面を従来比2 倍の12.1 インチLCD にしたことで、多くの波形を表示した際も見やすくなった。メモリ容量は、標準で1.25M ポイント(連続測定時)、オプションで最大125M ポイントまで拡張できる。電気/電子機器の開発現場では、多数のアナログ信号とデジタル信号を同時に測定したいというニーズが高まっている。例えば、モータやインバータ、パワーデバイスなどの高効率化や省電力化のためには、三相電源の各相の電圧/電流など複数の高速アナログ波形と制御信号や通信データなどのデジタル信号を同時に測定、解析することで、問題点や改善点を探す。自動車の制御用マイクロコントローラ(ECU)開発や産業機械、精密機 同社では、2013 年3月より販売を開始し、月産台数20 台を予定している。械のコントローラの開発などでも、同様の多点測定が必要になる。同社では、2012 年度100 台、2013 年度300 台の販売(海外での販売を含む)を目標にしている。2012.12請求番号M5002請求番号M5001