メカトロニクス2月号2012年

メカトロニクス2月号2012年 page 8/60

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8 MECHATRONICS 2012.2高精度と安定性を確保する次世代震度情報ネットワークに対応する3接合型太陽電池専用擬似基準太陽電池セルを発表強震計測装置を発売 コニカミノルタセンシング(株)は、(独)産業技術総合研....

8 MECHATRONICS 2012.2高精度と安定性を確保する次世代震度情報ネットワークに対応する3接合型太陽電池専用擬似基準太陽電池セルを発表強震計測装置を発売 コニカミノルタセンシング(株)は、(独)産業技術総合研究所(太陽光発電工学研究センター 猪狩主任研究員)との共同研究により開発された、3 接合型(トップ/ミドル/ボトム)太陽電池専用擬似基準太陽電池セル『Reference PV Cell AK-120 / 130 / 140』を発売する。 同製品は、同社が色彩計で培った高度な光学フィルタ技術を応用することで、従来困難とされていたスペクトルミスマッチ誤差の大幅な低減を実現。JIS C-8942で等級Cとされるソーラシミュレータを用いて太陽電池の性能評価をした場合でも、スペクトルミスマッチ誤差を1%以下に抑制することが可能。「一次基準太陽電池セル」を校正可能な研究機関である、(独)産業技術総合研究所との共同研究で開発したものであり、ソーラシミュリオン( 株)は、大地震に対応する最大加速度±4,000Gal 測定(感震器による)やEthernet を標準装備するなど次世代震度情報ネットワーク仕様(平成18 年に総務省消防庁が提案)にも対応し、地震監視/防災システムの構築に最適な強震計測装置『SM-28』を発売した。同製品は、大地震であっても確実な地震計測を求める市場要求に応えて最大加速度± 4,000Gal までの測定を可能(感震器による)にするとともに、Ethernetを標準装備しているため容易にネットワーク環境に組み入れることができ、総務省消防庁が推進している次世代震度情報ネットワークにも対応可能。緊急遮断弁などの起動に用いる制御信号を出力する警報出力機能も備えているため、特に感震器を2 台用いてAND 起動を構成することで、より確実に地震動による警報の出力が可能。さらに、レータの調整に必要となる短絡電流の値(産総研の校正値にトレーサブル)を同社で機器ごとに付けているため、購入後すぐに使用できる。高い耐光性をもち、ソラリゼーションを大幅に軽減しているため、長時間の使用でも安定性を確保することが可能。 近年、太陽電池製造関連産業では、生産量増加に加えエネルギー変換効率向上のための技術革新が進められ、従来の結晶シリコン型太陽電池だけではなく、薄膜系タンデム型、3 接合型なども登場している。これら太陽電池の性能評価においては、ソーラシミュレータの光を照射し、国際的な標準試験条件(STC)での特性を測定する。一方、ソーラシミュレータの照射光をこのSTC 条件の一つである基準太陽光と同等に設定する際には、産業技術総合研究所などのISO17025 ラボ認定取得機関で校正感震器3台以上による多点同時計測に対応するため、マスタースレーブ機能を装備し、2 台以上による連動を実現。地震動が構造物へおよぼす影響などの学術的なデータ収集をはじめ、地震動の検知に伴う道路や鉄道、電力施設、工場設備における二次災害防止の制御などの用途に適している。強震計測装置は、地上設置型のデジタル出力サーボ式感震器やボーリング孔埋型感震器に加えて、低価格と高安定性を実現した新開発の静電容量式感震器によって検出した地震動の加速度から、計測震度、SI 値などの地震情報を演算し、演算値が予め設定した警報レベルに達すると警報出力としてリレー接点を作動させることができる。さらに、地震動による構造物の挙動解析に欠くことができない加速度波形を、内部メモリーに記録する機能された基準太陽電池を用いる。しかし、3接合型太陽電池では評価に使用する専用の擬似基準太陽電池セルがなく、ソーラシミュレータを高精度に調整することができなかった。 同社では、2012 年2 月からの発売を予定している。を備えている。同社では、2011 年11 月30 日より販売を開始し、初年度販売台数200 台を計画している。2012.2請求番号B5002請求番号B5001請求番号B0009