ブックタイトル実装技術5月号2021年特別編集版

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概要

実装技術5月号2021年特別編集版

15写真1 『Sherlock-SP-700』とはんだ撮像の様子写真2 『Pegasus-600I』(左)と『Pegasus-300F』(右)写真3 『Sherlock-3D-1100S』(左)と検出したはんだボール(右)写真4 『Watson QR-800』(左)と基板の印字画像(右) 今年販売開始の新製品、はんだ印刷検査装置『Sherlock-SP-700』、基板コーティング装置『Pegasus-600I』『Pegasus-300F』の他、3次元基板外観検査装置『Sherlock-3D-1100S』、レーザマーキング装置『Watson QR-800』を紹介する。■ はんだ印刷検査装置 『Sherlock-SP-700』(写真1) デュアルラインレーザにより、はんだ面積、体積、高さ、位置、カスレ具合の検査を、高さ分解能7umで行うことが可能。ガーバデータの読み込み、レジスト色の登録により、検査閾値の自動設定が実行され、短時間での検査データ作成も実現する。また、統計解析機能(高さマッピング、はんだ量分布、はんだ膜厚の経時変化)を搭載しており、印刷機の条件出しやランド設計の見直しをサポートする。Sherlockシリーズのオプションソフトと連携させれば、検査後の修正作業や検査データ管理も可能である。          <請求番号 E7012>■ 基板コーティング装置 『Pegasus-600I』 『Pegasus-300F』(写真2) インラインタイプ『Pegasus-600I』と、卓上タイプ『Pegasus-300F』を用意。インラインタイプの塗布ノズルには、フィルムコートタイプと、ニードルタイプの2 種類を標準装備。広い面積を短時間かつ、限定された領域を正確に防湿剤塗布できる(ただし、卓上タイプはフィルムコートタイプのみ)。作業者は、内蔵カメラによる基板全体の画像をモニタで見ながら塗布エリアを指定できるため、実際の塗布感覚でのティーチングが可能。また基板の表裏、搬送方向の確認及び、塗布エリアの検査機能のほか、最短塗布ルート探索も自動計算するため、タクトタはんだ印刷検査装置、他(株)レクザムイムの短縮に貢献する。          <請求番号 E7013>■ 3D基板外観検査装置 『Sherlock-3D-1100S』(写真3) ラインレーザを用いた分解能12umの高さ計測により、部品・ICリード浮き、はんだ量など多様な実装部品検査を行う。AI技術の1つDeep Learningを採用しており、印字文字の認識精度や異物・はんだボールの検出精度が向上している。従来の画像処理手法では、部品端にできたはんだボール(写真3右)など、不良箇所によっては検出が困難であることに加え、検査データの微調整に多くの時間を要していたが、Deep Learningの採用によって煩雑な設定は不要で、基板全面の異物検出が可能。さらに、検査データ作成でもAI技術を導入しており、従来手法にはない使いやすさと高い検査精度に加え、検査データ作成時間の短縮に寄与する。          <請求番号 E7014>■ 基板レーザマーキング装置 『 Watson QR-800』(写真4) CO2レーザを搭載し、1 秒間に最大30文字の速度で印字。対応基板サイズは50×50mmから330×250mm のM 型基板、インラインへの導入も可能。また内蔵カメラを用いた機能では下記の判別を行なう。?基板誤挿入検知(挿入方向、表裏) ?基板ごとの位置補正により、位置精度 50μmを実現?印字後の文字品質チェック その他機能として、誤操作による重複したシリアル番号検知しアラームを発動するなど、トレーサビリティ向上のサポート機能が充実している。                 <請求番号 E7015>PR