ブックタイトル実装技術2月号2021年特別編集版

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概要

実装技術2月号2021年特別編集版

35必要とし、対象塗布基板に対し、マスキング作業に膨大な時間がかかる。■ 課題② 周囲の汚れや溶剤(シンナー等)が蒸発し作業者が吸引しない様に専用の作業場を設置する必要性があり作業環境が作業者への健康に影響する事が懸念される。■ 課題③ 部品の影や複雑な塗布箇所では作業者は塗り漏れを恐れるため、塗布膜厚は厚く塗る傾向にあり塗布材料の使用量が増える傾向にある。 また、他作業者が補えきれなかった箇所への塗布修正作業も行うことになり、作業工数にも大きな影響が出てくる。■ 課題④ 塗布液が付着した専用マスキング治具を別の作業場所で洗浄・保管する必要がある。4. 課題解決へのアプローチ1. ハイエンドモデル『ACM-300L』(写真1、図3) 上記手塗り・スプレーの市場での課題の解決に向け、作業工数の削減及び作業環境の改善に目を向け、マスキングレス及び臭気問題をなくすことを目的に「ACM-300L」を開発し、製品化してきた。自動塗布装置『ACM-300L』は、大きな特徴として下記が挙げられる。① 高品質塗布低圧循環方式・各種制御により、飛散・気泡混入  ・ムラのない均一な塗布膜厚を実現  今までの懸念事項であった飛び散りを防ぐことにより、塗  布修正時間の削減にも繋がる図3 ACM-300L 概略仕様写真1 ハイエンドモデル『ACM-300L』