ブックタイトル実装技術2月号2021年特別編集版

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概要

実装技術2月号2021年特別編集版

341. はじめに 近年、プリント基板の防湿・絶縁を目的とした「防湿剤塗布」は、強い関心と採用されるケースが増加している。防湿剤塗布の工程は、その溶剤特性からも臭いをはじめ作業環境(作業者への健康影響)実装から検査完了後の防湿剤塗布の工程は、最終工程であり塗布品質は最善の注意が求められている。 しかしながら、手塗り作業による作業者への作業環境、また細かい部分への塗布作業など品質ロスも許されないといった工程であり、作業効率も含め改善すべき工程で自動塗布による塗布工程の自動化のニーズが高まっている。2. 防湿剤塗布が求められる市場 近年、塗布を目的とした市場としては車載向けが多くを占めるのではないだろうか?(図1) 自動車にはエンジンや各種メータをはじめとしたさまざまな電子制御機器が搭載されており、これらの機器は電子基板で制御されている。この電子基板には異物や腐食性ガス、結露、湿気などによる不具合の発生を防止するために、表面を絶縁性で覆う処理が施されている。 この市場における最大の目的は、「NTF(No TroubleFound)」などと呼ばれる「再現しない不良」をあらかじめ取り除く事を最大の目的とされてきた。また、蓄電池用電源基板においても同市場は再生可能エネルギーの普及拡大や導入補助政策の整備、大規模な環境技術事業などを背景に急速に拡大してきているのに合わせて同じく、結露、湿気などによる不具合の発生を防止するために高まってきている。 その時期と同じくして、家電市場への塗布に対するニーズも高まってきている。これは家電市場の中でも特に東南アジア諸国での生産へと移管してきているエアコン市場への塗布ニーズはこれからも増加する傾向にあるのでないかと感じている。よって、近年回路基板の微細化で不良品の要因に占める割合が半分を超えてきたために「NTF」の割合を減らす方法として総合的に防湿剤塗布への関心が高まってきている。3. 防湿剤塗布工程の課題(手塗・スプレー塗布) 図2に示すのは、防湿材の塗布工程であるが、各所にはそれぞれ下記のような課題がある。■ 課題① 飛散を防ぐために塗布禁止エリアに専用マスキング治具を防湿剤塗布の課題を解決手作業工程の削減?高性能塗布ラインの実現アルファーデザイン(株)図1 当社納入業種実績図2 防湿剤塗布工程EMS車載産機電源家電電車その他① 部品ごとのマスク治具② ライン作業風景③ 塗布・修正作業④ 洗浄作業