ブックタイトル実装技術9月号2019年特別編集版

ページ
28/40

このページは 実装技術9月号2019年特別編集版 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

実装技術9月号2019年特別編集版

30 光とレーザの最新技術、製品、情報を一堂に集めた展示会「OPIE'19」が、4月24日(水)~26日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。 「OPIE'19」は「レーザーEXPO」(主催:(一社)レーザー学会)、「レンズ設計・製造展」(主催:NPO法人 日本フォトニクス協議会)、「赤外・紫外応用技術展」(主催:NPO 法人 日本フォトニクス協議会)、「産業用カメラ&アドバンスド イメージングEXPO」(主催:NPO 法人 日本フォトニクス協議会/ OPTRONICSメディア)、「宇宙・天文光学EXPO」(主催:NPO 法人 日本フォトニクス協議会)、「ポジショニングEXPO」( 主催:OPTRONICSメディア)の6 展示会で構成され、出展社/団体の総数は6展で405社/団体、3日間の来場者は16,709 名に上った。 なお、OPIEと同期間に、同展示会との併催で、光に関する国際会議「OPIC2019」(光・フォトニクス国際会議2019)も行われ、世界の研究/開発技術者が一堂に介した(統括主催は(一社)OPI 協議会)。 同会議は、光/フォトニクスの学術および産業に関する国内外の研究/開発を集結し、光/フォトニクス学術、および産業の最先端を定点観測すると共に、これによりもたらされる未来社会への指針を世界に向けて発信することを目的として毎年開催されている。今回からは光無線給電に関する専門国際会議も新たに加わり、今まで以上に広い分野における研究発表と分野間交流が行われた。 タカノ(株)では、デジタルホログラフィ検査機『DHI-2000』を紹介していた(写真1)。 同製品は、デジタルホログラフィ技術と同社のコア技術を融合し、透明サンプルの内部、表、裏をワンショットで検査可能。透明フィルム/シート検査、ガラス/レンズ/光学フィルタ検査、液体/気体中の異物検査などの用途に適する製品で、高速インライン検査が可能(5m/ 分)。シンプルな構成である点も特徴になっている(光学レンズ不要)。検査仕様は、検出項目(内部欠陥):脈理、気泡、クラック、検出項目(外部欠陥):きず、汚れ、コート不良、検出欠陥サイズ:□ 10μm 以上、となっている。 CBC(株)のブースでは、iCAMSYS逆投影MTF 検査装置を紹介していた(写真2)。 本来は非常に高価であるMTF検査器であるが、同社のiCAMSYS MTF検査装置は、短時間計測が可能で、定量的検査/モニタでの表示が可能。卓上サイズ、コンパクト、省スペースという特徴を有している。 iCAMSYS 逆投影MTF 検査装置『M17 ーE』シリーズは、低コストを実現し、しかも高速で、高い汎用性を有している製品。中心と任意の周辺ポジションを最大17 台のカメラで高速MTF 評価。レチクル交換が不要で、かつ、画角調整が可能であるため、車載レンズや監視用CCTVレンズ、モバイルなど用途を選ばず、簡単なセッティング変更で様々なレンズに対応可能になり、幅広い製品の定量評価が可能である。 静岡大学発のベンチャー企業であるSAW&SPRTech(有)のブースでは、小型、簡単、低コスト、高精度で現場に最適な液滴振動式の「ポータブル撥水性テスタ」を紹介していた(写真3)。 同製品は原理、構造がシンプルで、カOPIE'19(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition)写真1 タカノ(株)のブース 写真2 iCAMSYS逆投影MTF検査装置に関する展示