ブックタイトル実装技術9月号2019年特別編集版

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概要

実装技術9月号2019年特別編集版

28 メカトロニクス/エレクトロニクスおよびそれらに関連する専門領域の最新技術と製品が一堂に集結する展示会『TECHNO-FRONTIER 2019』が、(一社)日本能率協会の主催により、4月17日(水)~19日(金)の3日間、幕張メッセにおいて開催された。 同展示会は、『第37回 モータ技術展』、『第28 回 モーション・エンジニアリング展』、『第12 回 メカトロニクス技術展』、『第6 回 センシング技術展』、『第1回 部品設計・加工技術展』、『第34 回 電源システム展』、『第11回 次世代給電技術展』、『第11 回 バッテリー技術展』、『第32 回 EMC・ノイズ対策技術展』、『第21 回 熱設計・対策技術展』で構成され、同時開催の『INDUSTRYFRONTIER2019』、『第5 回 国際ドローン展』、『交通インフラWEEK 2019』と合わせ、3日間の総来場者数は30,447 名(昨年:29,072名)を集めた。 シナノケンシ(株)は、高速度カメラ+データロガ+モニタがオールインワンになった波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガーPL3』の展示を行っていた(写真1)。 同製品は、高速挙動の映像と波形を同期記録できるため、映像だけでは分からなかった「制御波形と動きの因果関係」を捉えることが可能。設置と撤収がわずか数分で行えるため、撮影と解析にしっかり時間を使うことができ、シンプルな操作パネルで取り扱いも簡単。映像計測や信号解析、比較分析が可能で、現場撮影して終わりではなく、現象の原因究明と解析結果レポート・エビデンス作成まで行える。 (株)計測技術研究所は、設備組み込み電源の定期点検に適したデジタル式リップルノイズメータ『RM-104』の展示を行っていた(写真2)。 同製品は、オシロスコープによる目視測定と相関の取れる自動測定が可能。デジタルワンタッチ測定による「迷わない測定」を実現できる。PASS/FAIL判定機能を内蔵し、JEITA測定規格にも準拠。差動プローブ(電源供給要らずのパッシブ型)が標準添付されている。 横河計測(株)は、優れた精度を達成し、刻々と変化する市場要求にモジュラー構造や多彩なフィルタなどでフレキシブルに対応するプレシジョンパワーアナライザ『WT5000』の展示を行っていた(写真3)。 同製品は、電力基本確度±0.03%(50/60Hz、定格入力時)を実現するとともに、測定帯域/DC測定確度/力率誤差も大幅に改善し、インバータ/リアクトル/バッテリなども含むシステムの効率をより高精度に測定できる。従来モデルと同じ筐体サイズながら、最大7入力の電力測定を実現。電力入力はモジュラー構造を採用し、ユーザー側で入れ替えや増設が可能。 (株)ナルコームは、最新のエナジーハーベスティング技術であるEnocean通信を使用したUSB 無線フットスイッチの展示を行っていた(写真4)。 同製品は、電源(電池)を必要としない電磁誘導発電方式を採用し、踏み込TECHNO-FRONTIER 2019写真2 デジタル式リップルノイズメータ『RM-104』写真3 プレシジョンパワーアナライザ『WT5000』写真1 波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガーPL3』