ブックタイトル実装技術12月号2018年特別編集版

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概要

実装技術12月号2018年特別編集版

22半導体実装 1  はじめに 2018 年の半導体業界は、DRAMはじめメモリ半導体が大きく引っ張る活発な増勢が続いて、米国SemiconductorIndustry Association(SIA)発表で21.6 %増の$412.2billionと、初めて$400 billion台を突破した2017 年の世界販売高をさらに上回る推移が少なくとも9月までは見られる状況である。市場が盛り返してきた2016 年後半、7月から2 年余り経過する2018 年9 月までのSIAが各月始めに発表する時点でのデータ経緯をたどると、表1の通りとなる。 この9月までで見て、月あたりの世界販売高が$30Billionの大台を24ヶ月連続で越えており、2018 年8 月には初めて$40 billionの大台を突破している。前年同月比の伸び率が2018 年7月から20%を割ってきたが、増加基調は長らく維持している現時点となっている。本年の年間販売高はしたがって$400 billion台の後半深くをうかがう勢いであるが、大きく販売高を左右するDRAMについて市場の伸びの鈍化、および価格の低下の具体的なデータが積み重なってきている現時点でもある。市場の先行きに日々刻々敏感にならざるを得ない市場気分および展開の渦中となっている。 2018 年3月には米通商代表部(USTR)、通商法301 条の発動、とかつての日米半導体摩擦の頃のキーワードがあらわれてきて、こんどは米国と中国の間の技術および経済摩擦の前触れの動きが出始めたのを皮切りに、両国間の摩擦、衝突が世界の政治・経済に大きく影を落として現在に至っている。その激動にも拘らず、2018 年のエレクトロニクス・半導体業界は、新しい要素技術、プロセス技術を駆使した新しい分野の開拓、展開が引き続き旺盛に行われて、市場需要を大きく支えている。伸びが減速したとはいえ大規模な世界市場を維持するスマートフォンに加えて、Internet of Things(IoT)、データセンター、自動運転車、スマートエレクトロニクスなどの新しい分野が、人工知能(artifi cial intelligence:AI)、深層学習(deep learning)はじめ要素技術の目覚ましい深化、高度化から市場のより大きな一角を担うようになっている。パソコン、スマートフォンはじめ大量に用いられるDRAM、NANDフラッシュメモリというメモリ半導体の高値が続いていたが、NANDが今年に入って、DRAMが後半あた表13????????????連????????業????????????????(??の??)(株)ザイキューブ