ブックタイトル実装技術6月号2018年特別編集版

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概要

実装技術6月号2018年特別編集版

28プリント配線板製造の動向を探る 1  はじめに 2018 年のUL796/796F STPは、昨年同様、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴの、サンディエゴ・コンベンションセンターで3月1日10:00から開催された。 昨年のSTPでSTP796では、カバーする2つの規格の関係者のバランスおよび地理的なバランスが取れていないので、解散が決められた。 これにともない再度、メンバーが新たに決められた(なお、UL796F/746FのSTPについてはメンバーの再選出は行われていないが、実質的にはST796 の出席者がそのまま参加している状態であるので、入れ替えが行われたといっても過言ではない)。 総メンバー数は従来の47 名から34 名に減少した。表1、表2からわかるように、製造メーカーと一般関係者が減ったかわりにユーザーと試験及び規格策定機関からのメンバーが若干増えた。またメンバーも9 名が入れ替わっている。今回のSTPでは、このメンバーの内21 名が参加の他、ULスタッフはじめゲスト15 名が参加した。 ちなみにこのSTPは、事前にULの許可さえ受けておけば誰でも参加することができるし、意見を述べることが可能であるが、残念ながら提案に対する投票権はメンバーにしか与えられていない。いつも活発に意見を言っている人が実はメンバーではなかった、などということも珍しくはない。 参考までにSTP 796Fの参加者を見ると表3 のようになる。総メンバー数21 名のうち、参加者が10 名、ゲスト参加者が26名とフレキ関係のSTPはゲスト参加者の方が多くなっている。2018年 UL796/796F STPの動向(株)ケミトックス / 伊藤 邦子