ブックタイトル実装技術10月号2017年特別編集版

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概要

実装技術10月号2017年特別編集版

19「2026年までの電子部品技術ロードマップ」の概要電子部品視にも広がる。つまり、知的・情感的かつ自律的に人やモノとやり取りをする仕組みが備えられた環境をインテリジェントスペースと呼ぶこととする。身近でシンプルな例としては自動ドアやエアコン等を挙げることができるが、「知的・情感的」と呼べる段階には達していない。それに対して「知的・情感的」なものの例としては、人工知能を応用した対話・応答システム、接客ロボットなどが挙げられる。 「ホームパーソナル」、「オフィス・ストリート」、「シティ・インフラ」の3つのインテリジェントスペースの概要を図3に示す。2. モビリティ 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを前にして燃料電池車が販売され、電気で走るスポーツカーが話題をさらっている。レベル2 の自動運転を実現した車がすでに公道を走りはじめており、完全自動運転の実現に向け開発が加速している。 完全自動運転では加速・操舵・減速などすべてをシステムが行い運転者はまったく関与しない段階となる。運転責任の主体はシステム側となる。運転者は行き先をシステムに告げるだけで、自動運転車が目的地まで自動走行する。車の周囲360度を常に監視し、また道路インフラあるいは他車との通信により、交差点での安全走行を実現し、また渋滞情報などを早期に察知し迂回路を自動選択する。自動運転の仕組みを図4に示す。KOA(株)図4 自動運転の仕組み図3 インテリジェントスペースの概要