ブックタイトル実装技術2月号2017年特別編集版

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概要

実装技術2月号2017年特別編集版

12平面光波回路および光半導体の製造会社2社を設立次世代半導体用フォトマスクの生産体制を強化新開発棟「ヘルスケアR&Dセンター」を建設半導体用高純度ガス事業で韓国での合弁会社設立を決定韓国有機EL工場の製造能力を増強し、評価装置を増設オリックス八ヶ岳農園に農業ICTクラウドサービスを提供 NTTエレクトロ二クス(株)と古河電気工業(株)は、平面光波回路の製造を行う合弁会社並びに光半導体の製造を行う合弁会社を設立することに合意した。これは、クラウド・サービスなどに必要な光部品の需要に対応するためにより安定的・効率的な生産体制を構築することが必要となった状況を受けたもの。両社の平面光波回路および光半導体生産リソースを有効活用し、BCP対応力を強化することで、さらに安心して使用できる光部品の供給体制を構築することを目的としている。 (株)島津製作所は、本社三条工場内に、新開発棟「ヘルスケアR&Dセンター(仮称)」を建設する。同社では、新開発棟によって、同社が主要成長市場のひとつと位置付けるヘルスケア領域において、分析計測技術と医用画像診断技術の強みを生かした技術開発を行い、ライフサイエンス分野の深耕、科学技術を用いた高齢化社会への貢献、健康を増進させる食品開発支援などにより、持続的な成長を続けていくとしている。 昭和電工(株)は、韓国のSKマテリアルズ社(SKM社)との間で、半導体の製造工程で使われる高純度ガスCH3Fの製造・販売を行う合弁会社を設立することで合意をした。CH3Fは他のガスに比べて高選択比が得られるため、積層化が進んでいる3D NAND工程の立ち上げなどの影響で需要が増加している。会社設立は17年2月、プラント建設完了は8月を予定。合弁会社設立後も両社共同の上、半導体・ディスプレイ用高純度ガスをさらに拡大する。 出光興産(株)は、今後の有機ELディスプレイ普及拡大による有機EL材料需要の増大に対応するため、同社の100%出資子会社である出光電子材料韓国(株)の有機EL材料製造装置の生産能力を増強すると共に、顧客への技術支援を強化するために評価装置を増設する。 NECは、オリックス八ヶ岳農園(株)に農業ICTクラウドサービスを提供した。オリックス八ヶ岳農園は同サービスを活用し、生食用葉物野菜の水耕栽培を行うハウス内に設置した温度・湿度・水温などのセンサから環境データを収集・蓄積。これにより、ハウス環境を見える化し、作業負荷の軽減および生産効率の向上を図り、野菜の安定供給を目指す。NTT エレクトロ二クス/古河電気工業大日本印刷島津製作所昭和電工/SK マテリアルズ社出光興産 日本電気 大日本印刷(株)は、半導体用フォトマスクの製造において描画時間を大幅に短縮することが可能なマルチ電子ビームマスク描画装置を導入し、次世代半導体用フォトマスクの生産体制を強化する。これによって、次世代半導体用フォトマスクプロセスの標準化に努めるだけでなく、今後大幅な需要増が見込まれる3D構造のNAND型フラッシュメモリでも活用されるナノインプリントリソグラフィ用テンプレートの製造にも本装置を適用していくという。