ブックタイトル実装技術11月号2016年特別編集版

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概要

実装技術11月号2016年特別編集版

21Smart Factoryを実現するNexim実装工程の効率化1. コンセプトは「つなぐ」 Neximは、Nexus(絆・つながり)+CIMを組み合わせた言葉として名付けた。以下に示すような、これまではばらばらに管理されていたモノや事象をつなぎ、有機的に連動した生産工場を実現するシステムで、話題となっているindustrie4.0の構想にまさに合致している。 ? お客様の上位システム(ERP、SCMなど)とつなぐ ? Plan-Do-Seeの生産管理サイクルをつなぐ ? 各設備に関連する機材をつなぐ(IoT) ? 他工程の設備やシステムをつなぐ(M2M) ? 各工場間をつなぐ Neximは、生産統合システムとして以下のPlan-Do-Seeの生産管理サイクルに合わせて機能分割している。①Plan( 複数品種の生産立ち上げ) 生産に必要なデータ作成や生産計画の作成など、生産前に必要な準備作業を行う部分。生産の垂直立ち上げを実現する。②Do(徹底的な自動化と滞留の排  除) 生産に使用する部材の準備から、段取り替え、部材の回収、機材のメンテナンスに関わる部分。自動化による、ムラ・バラツキを排除し、滞留によるムダを排除する。③See(早く知り、早く対応) 生産状態を見える化し、適切なアクションで安定生産を実現する部分。 以下、Neximで提供するいくつかの機能やソリューションを紹介する。2.「 Plan」複数品種の垂直立ち上げ(1)生産プログラム自動生成 生産プログラムの作成時、どの座標にどの部品を搭載するかはCADデータ、BOMデータを読み込むことで簡単に作成することができる。しかしながら、新規部品の吸着・画像処理・搬送データといった部品ライブラリデータの作成は手間と工数がかかる作業であり、ときには実際の部品を装置上に持ち込み手作業でデータ作成するなど熟練度が必要な作業となっている。 この課題を解消するために、CADメーカー様と部品メーカー様の協力を得てCADデータ内に部品情報を定義し、Neximでデータ読み込みすれば生産に最低限必要な部品データのほとんどが自動的に生成される機能を開発している。 これにより、生産プログラム作成富士機械製造(株)図3 Neixm図2 Fuji Smart Factoryロードマップ