ブックタイトル実装技術6月号2016年特別編集版

ページ
36/52

このページは 実装技術6月号2016年特別編集版 の電子ブックに掲載されている36ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

実装技術6月号2016年特別編集版

34プリント配線板製造の動向 1  はじめに 最近の日本における電子産業は諸種の理由により海外移転が多く、国内の空洞化が進んでいる。そのため、プリント配線板のメーカーも海外展開がさかんとなり、国内の生産が低下しているのが現状である。しかし、過去に欧米に続き、日本のプリント配線板の生産は電子産業の伸長とともに大きくなり、その技術は世界の中でもトップクラスのものとの思いがある。今後もう一度日本での電子産業の興隆を念じ、筆者の経験に基づき、これまでの動きをも見ることにする。   能動素子の変化とプリント配線板 電気産業は古くから、大電流を扱う強電産業と小電力で制御系回路をもつ弱電産業があった。弱電産業は能動素子と受動部品を数多く接続し、装置を作り上げていた。この能動素子の多くは真空管とリレーである。前者はアナグロ回路日本におけるプリント配線板製造の繁栄と現状髙木技術士事務所 / 髙木 清2図1 能動素子の変化と使用されるプリント配線板