ブックタイトル実装技術8月号2015年特別編集版

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概要

実装技術8月号2015年特別編集版

12新潟工場の最先端FC-BGAサブストレートの製造ラインを稼働土砂斜面の危険度を高精度に予測する実証実験を島根県津和野町で開始愛媛県に設備容量約33.79MWのメガソーラーを完成福井県に先端フォトマスクブランクスの新工場を建設中国における機械工具事業のさらなる強化を図るため中国に新工場を建設アルミ系廃棄物から水素を抽出し発電に利用するシステムの検証に着手 凸版印刷(株)は、LSIの微細化や高性能化にともない需要が拡大するFC-BGAサブストレートの新生産設備を新潟県の新潟工場内に2014年末より導入しているが、この新しい製造ラインでのサンプル出荷を2015年6月下旬より開始し、2015年中に量産を目指す。同製造ラインは、①薄コア材の使用により薄型(薄板)化に対応、②コアレスFC-BGAサブストレートにも対応した高生産性ライン、③狭ピッチ配線、④LSIの微細化にあわせライン/スペース10μm以下に対応、などの特徴をもつ。 JFEテクノス(株)は、愛媛県西条市に、西条小松太陽光発電所を完成させた。この事業は、今治造船(株)、檜垣産業(株)、伊藤忠商事(株)の3社が、檜垣産業(株)が所有するゴルフ場跡地においてメガソーラーによる電力供給を行うもの。建設されたメガソーラーは設備容量が約33.79MW。年間の発電量は約37,000MWhを見込んでおり、発電した電力は再生可能エネルギー買取制度(FIT)により、四国電力に全量売電される予定。 信越化学工業(株)は、フォトマスクブランクス事業の拡大を目指し、新たに福井県越前市に工場を建設する。今回の新工場建設の目的の一つは、急拡大している最先端のフォトマスクブランクスの需要を着実に取り込んでいくことで、これによってさらに生産拠点を分散化する。新工場の建設により同社のフォトマスクブランクスの生産能力は現在の2割増えるが、現在の生産能力の倍増を目指す。 京セラ(株)は、中国での機械工具事業のさらなる強化を図るため、中国に新工場の建設を開始する。新工場は、2016年1月より稼働を開始し、超硬チップの生産を行う予定。中国における機械工具事業の生産拠点としては、東莞 ・ 珠海 ・ 上海に続き4拠点目となる。この生産体制の強化により、中国国内の旺盛な需要に応え、同国での売上拡大を目指す。 NEDOプロジェクトにおいて、アルハイテック(株)は朝日印刷(株)の協力を得て、アルミ系廃棄物から水素を発生させ発電に利用するシステムの有効性検証に着手する。リサイクルが困難であったアルミ系廃棄物から資源・エネルギーを取り出す画期的なもので、システムの実用化への目処が立ったことから実動の工場での検証に移る。装置は年内に完成させ、来年から運用に入る。凸版印刷日本電気JFE テクノス信越化学工業京セラ NEDO /アルハイテック/朝日印刷 日本電気(株)は、島根県津和野町で、土砂に含まれる水分量を解析することで土砂斜面の崩壊の危険度を高精度に算出するための実証を開始した。本実証は、同社が開発した土中の水分量から土砂斜面の崩壊の危険度をリアルタイムに把握できるデータ解析技術を利用する。同実証実験では「土中水分計」の他に「振動センサ」を用いた検証も実施。振動特性の変化で、土砂斜面の崩壊の危険度を把握できるかを検証する。