ブックタイトル実装技術6月号2015年特別編集版

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概要

実装技術6月号2015年特別編集版

421. はじめに 『PSI-250』はモジュラシステムのセレクティブはんだ付け装置である。①フラクシングモジュール、②プリヒートモジュール、③ソルダリングモジュール、からなり、必要に応じてこれらを編成してはんだ付けラインを編成できます。また、お客様のご要望から生まれた新技術が導入され、良好なはんだ付け実装性能と、運転性能を実現している。 写真1は、3モジュール編成例の全容である。2. モジュラシステムの編成例 図1は、編成例を説明する図です。『PSI-250』のソルダリングモジュールは、近傍予備加熱ユニットを搭載しているので、プリヒートモジュールを使用しなくても予備加熱を行いながらはんだ付けを行うことが可能である。 ソルダリングモジュールに備えられた近傍予備加熱ユニットは、ウェーブノズルの周囲にランプヒーターを設けたもので(写真2 参照)、はんだ付けの際の熱量供給をアシストする。これについての詳細は後述する。(1)2モジュール編成例……例1 図1(a)の2モジュール編成例は、例1として記載しているようにフラクシングモジュール+ソルダリングモジュールから編成した例である。フラクシングモジュールで被はんだ付け領域にフラックスを塗布した後に、ソルダリングモジュールで近傍予備加熱ユニットを使用して予備加熱を行いながらはんだ付け作業を行う構成である。 近傍予備加熱ユニットの使い方としては、予備加熱とはんだ付けを併行して同時に行う方法と、まず予備加熱を行ってからはんだ付けを行う方法や、まず予備加熱を行ってからさらに予備加熱とはんだ付けを併行して同時に行う方法などを選択可能で、近傍予備加熱ユニットの出力をプログラム設定できるので、ワークの温度管理も自在に行うことが可能である。(株)センスビー / 山崎 勉Diversity『PSI-250』Lineの技術写真1 PSI-250 Line