ブックタイトル実装技術2月号2015年特別編集版

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概要

実装技術2月号2015年特別編集版

22Embedded Technology 2014/IBIS Summitレポート1. はじめに 2014年11/19(水)から11/21(金)まで、パシフィコ横浜の展示ホールで、Embedded Technology 2014 が開催された(図1)。 これは主催が「組み込みシステム技術協会」であることからもわかるように組み込みシステムの展示会である。 昨年までは、ASICなどの開発ツールを中心としたJEITAが主催のEDSFairとの併催であったが、今年からはEmbedded Technology のみとなり、開発ツールなどもEmbeddedTechnologyで展示していた。 例年、この期間中に展示会場の近くで、IBIS Summit Japanが開催されるが、今年も会場に隣接するヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの会議室でAsian IBIS SummitYokohamaが開催された。2. Embedded Technology 2014 IoT(Internet of Things)が流行語になるほど、あらゆるものがインターネットに繋がるようになっている。 このため、スマホやPCばかりでなくカメラ、自動車、家電、ウィラブル機器、コントロール機器などインターネットに接続するためのプロセッサやソフト、メモリなどが組み込まれている。 Embedded Technology(ET)2014は規模は小さいのであるが、IoTの最前線を見られるということでは、興味深いショーである。 主催者の発表では3日間の開催で、のべ22,000 人の来場があったとのことである(表1)。 展示では、国内外の多くのシステムICやFPGA、ASIC ベンダはもとより、マイクロソフトやソフト開発ツールを展示しているソフト会社、ハードウエアの開発ツール・ベンダーなど組み込みシステムに関する多くの展示があった。 組み込みシステムは外から見るとセットメーカーや機器メーカーの名前が出るだけで、普段、組み込みシステムメーカーはあまり表には出ない。 インテルやARM、アルテラ、ザイリンクスをはじめとするIC ベンダなど多くの大企業は各ブース内に自社ICやOSを使って組み込みシステムを作成している会社の製品を展示し、説明員も組み込みシステム会社のスタッフが行う、ブース内ブースの展示をしていた。 個人的に興味があったのは、28Gbpsの転送デモを銅バックプレーン(写真1)や光による長距離伝送のデモ(写真2)を行っていたことである。 また、TSVを使いメモリチップを3前田 真一表1 来場者数 写真1 28Gbpsの伝送波形デモ図1 ロゴ写真3 ハイブリッド・メモリ・キューブ写真2 ファイバ・ケーブルによる28Gbps信号の長距離伝送デモ