ブックタイトル実装技術10月号2013年特別編集版

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概要

実装技術10月号2013年特別編集版

42あったため、珍しい東洋人の参加者が、しかも可愛いフィンランド人女性と親しく話している姿を見て、欧州人から質問攻めになった。 PDICW に登録していたのが縁となって、1 度しかお会いしていなかったものの、話していると、このフィンランド人は、私が所属していたドイツの会社の製品 (電子材料)を評価しており、私の会社のドイツ人女性とサンプルの受領で連絡を取り合っていることまで判明した。さらに、それから2年ぐらいしてアメリカに2カ月滞在した際、企業訪問した時に目にした実装関係のニュースレターに、彼女が鉛フリーのプロジェクトリーダーとなって活動していることが写真入りで掲載されており、今はアメリカに居ることまで判明した。実に不思議な縁である。 さらにもう一つ別の事例を紹介しよう。欧州に滞在した時に非公開の会議に特別招待され、それが縁となって、会員外ではあるものの英国会議での特別の招待発表へと繋がった。1泊2日の会議で、私はあるセッションのみの参加資格での発表であったが、特別に、他のセッションへの参加も黙認していただけた。 ただ、私は会員外であるため、夜は一人で食事しなければならず、誰か一緒に食事のできる人がいないかと思っていた。会議終了後、ホテルのプールに泳いでいる参加者がいたので、出席者名簿からこの人を特定してプールで挨拶すれば、夜は、うまくいけば、この人と食事ができるのではないかと期待した。 そこで、名前をPDICW に登録しようと思ってインプットしてみたら、驚いたことに、すでにこの人も登録されていた。私はプールで泳ぎに行き、このアメリカ人に挨拶した。この人の前職時代にオレゴンで開催された実装関係のプライベート会合に出席していたことが、PDICW で判っていたので、そのことを彼に話すと本人はびっくり! 私はそのプライベート会合には出席していなかったのだが、先端技術に関心があったので、予稿集から氏名をPDICWに記入していたのである。「出席もしていないのになぜ知っているのか?」といぶかったので、私は「Japanese CIAだから!」とジョークでかわした。実は彼は前職時代に、会社に内緒でその会合に参加して講演していたのであった。そしてこれが縁となって、夕食を共にすることになった。まさにPDICの辞書のおかげである。  以上、名刺の整理方法について紹介し、かつ活用のヒントを述べた。当初は名刺を箱に入れての『箱方式管理』から、『ホルダ方式管理』、そして『手帳方式管理』へ、さらにはデジタル化して『パーソナル・データベース方式管理』へと進化させていき、また、その思わぬ効果も得ることができた。特に、デジタル化したことで、その威力を十分に体験した。これはまさにPDICW のおかげだと思っている。 現在、このPDICWの辞書は用途別に表1のように自ら作成して、約15 万件から瞬時に検索して活用している。名簿だけでも約2.2 万人を登録している。たとえばこの2.2 万人から横浜の局番 (045-)で検索すると、504名が瞬時に検索される。当初、海外出張で米国に行った時に、局番や州で検索してその結果を瞬時に出したい、と思った念願は、今回解説したPDICWを導入することによってかなったのである。 以上、名刺の整理方法の参考になれば幸いである。 次回はお役立ち情報の第7弾として、『整理技法』のその4、『整理技法 <デジタル化の推進>』について紹介する予定である。<参 考 資 料>1)久保正治," 英和・和英電索辞典" 技術評論社 初版1995 年ISBN-10-47741014942)PDICW  http://homepage3.nifty.com/TaN/pdic-download.html