ブックタイトル実装技術10月号2013年特別編集版

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概要

実装技術10月号2013年特別編集版

40■新規の辞書の作成するには? ? 新たに辞書を作成するには、メニューから『file』→『新しいPDIC を開く』→『新規追加』→グループ名を指定して→『辞書追加』→『ファイル名』(新しい辞書名)→『開く』→『新規作成しますか?』と確認してくるので『はい』をクリック→形式を確認してくるので32 ビットを選ぶ→『OK』→『閉じる』で、新規の辞書がGroup-1にできるので、この新しい辞書に名刺から得た情報を入れれば逐次、登録され名簿(住所録)データベースが完成する■利用上のメリット ?固定された辞書でないので、目的にあった辞書の作成ができる ?辞書ごとに管理が可能なので社外秘や部外秘等は別管理(別辞書)にして活用ができる ?検索は16個の辞書を同時検索するので瞬時に検索結果が表示される 以上、説明したのは、語学辞書の例であり、このPDICWを住所録に転用することが可能である。見出し語欄に『氏名』を入力し、訳語に『住所・連絡先』、用例に『忘備録』などを記載すればよい。 筆者は、この住所録の辞書を、たとえば、業界別、企業別、友人別、親類別などのグループごとに登録している。これを同じ辞書グループに登録しておけば、このすべての辞書を対象にして検索が実施されるので大変便利である。なお、『英辞郎』『略辞朗』など、PDICWで動作する電子辞書も販売されている。写真1に示す『英辞朗』の第7版は190万語も登録された辞書となっている。一部、PDICW で動作する。 名刺から得た情報を分野別の住所録の『辞書』として登録したその人数は約2.2万人に及ぶが、2.2万人であっても検索は瞬時にできる。他にも、語学辞書、環境辞書、電子機器辞書、標準化辞書などと区別して多くの辞書を作成してグループ分けして管理している(表1)。 なお、PDICWには機能向上したPDIC(Unicode)版もあるので、関心のある方は、比較して良い方を選べば良いかと思う。 さて、以上のような方法でPDICW の電子辞書を作成することで、まさにパーソナル・データベースを構築できた。そしてこのパーソナル・データベースのおかげで思わぬ体験をしたので、次にその実例を紹介しよう。4.PDICWの効用 このPDICWの辞書を名刺の整理に活用しはじめてしばらくしてから、思わぬ効用を経験した。 1999 年4 月、私はドイツで開催されたSEMICONEuropeでのポータブル機器に関するセッションで発表す写真1 英辞郎表1 作成したPDICWの辞書一覧