ブックタイトル実装技術6月号2013年特別編集版

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概要

実装技術6月号2013年特別編集版

65 米国の金融市場や株式市場が活況を呈しているのと裏腹に、北米市場にエレクトロニクス産業の低迷が続いている。EMS出荷額は半年以上連続して減少、半導体の出荷額は3ヶ月の連続減少となった。米国が得意とする大型コンピュータ、産業機器は昨年第4 四半期に若干の回復を見せたが、1月2月は元の底のレベルに戻ってしまった。主要ユーザーの業績低迷のために、北米プリント配線板産業も縮小傾向が続いている。例年であれば増加に転ずる2 月の出荷 ここにきて台湾のプリント配線板業界にも混迷が深まっている。12 月の大きな下落から、1 月はかなりの回復を見せた出荷額も、2月には26%という大幅な減少となった。1月には400億台湾ドルを越えていた出荷額が、2月には一気に300億台湾ドルを割り込んでしまった。リジッドプリント配線板、フレキシブル配線板のいずれもが大きく出荷額を下げている。2 月には旧正月休暇があるため額は、1月から6.5%、前年同月比で10.2%の減少である。これは最近2 年間での最低記録を更新している。受注額も前年同月比で9.2%の減少となっている。ただ受注額は前月から1.1%の増加となったために、その結果として2月のB/Bレシオは0.05ポイント上昇して1.06 となった。この数値自体は3 ヶ月連続での上昇で、過去2年間での最高値に並んだが、近い将来に市況が急回復することを示しているとは考えられない。に体制が落ちるが、その分を差し引いても今回の下落は大規模なものである。主な要因としては、主要な需要家であるPCの世界的な低迷がある。加えて半導体市場の縮小によるサブストレート需要の減少、世界的な薄型TV市場の飽和などが全体の需要を押し下げている。強気なメーカーでは、第2 四半期後半からの回復を予想しているが、大方は第3 四半期以降の回復を想定している。北米プリント配線板需給動向 2013年2月台湾プリント配線板需給動向 2013年2月1.41.31.21.11.00.90.80.70.60.50.413/0112/0312/0412/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/02■北米プリント配線板 B/B値40,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,000013/0212/0412/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/0112/03■台湾プリント配線版生産額(台湾の上場メーカー)生産額(百万NT$)年/月TPCA統計資料より作成リジッド   フレキシブル