実装技術3月号2013年特別編集版

実装技術3月号2013年特別編集版 page 13/38

電子ブックを開く

このページは 実装技術3月号2013年特別編集版 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
11■N2リフローはんだ付け装置 『RN121シリーズ』 新型の熱風循環方式の採用によって高い加熱性能を実現したことに加え、変種変量生産への対応も念頭において開発されたN2リフローはんだ付け装置。 日々進化する....

11■N2リフローはんだ付け装置 『RN121シリーズ』 新型の熱風循環方式の採用によって高い加熱性能を実現したことに加え、変種変量生産への対応も念頭において開発されたN2リフローはんだ付け装置。 日々進化する、モバイル情報端末や自動車用制御機器などに代表される電気・電子製品は、基板に搭載される部品も小型化しており、かつ高密度化・高機能化している。また、生産現場も必要な時に必要な量を生産する『変種変量』体制が多くなっている。 同製品はそのような今日的要求にこたえる様々な工夫が凝らされている。●新デュアルコンベア仕様 生産体制に応じた柔軟性の高いライン構築が求められている現在では、リフロー装置をはじめ、生産ラインを構成する装置についてもデュアルレーンの採用が進んでいる。 しかしライン上で、部品実装機を経た基板をリフロー装置へと流す際には、直接連結ができないため、その間に振り分けコンベアなどを設置して対応しなければならないという状況があった。 炉内の加熱が必要となるリフロー装置はコンベアを構成する部品も強度があるため大きいものが採用されており、それによって部品実装機との直接連結ができないのである。 しかし、振り分けコンベアの導入費も決して少なくなく、また、メンテナンスの必要があること、さらには、振り分けの機構に起因する微細部品の不具合の発生なども懸念される。 そこで、同製品では部品実装機と直接連結が可能となるデュアルコンベア仕様を採用。そのため、振り分けコンベアを必要としない機構となっている。N2リフローはんだ付け装置エイテックテクトロン(株)PR図1 図2●『流れ方向』という概念が不要にまた、新FFD方式(Free Flow Direction方式)の採用によって、手前側、背面側のどちらもカバー開閉を行うことができるもの大きな特徴である。 PC を、向かって左に設置し、左側からカバーオープンすれば右→左流れに(図1)、PC を、向かって右に設置して右側からカバーオープンすれば左→右流れに(図2)それぞれなり、従来の『流れ方向』という概念が不要になる他、搬送レールの固定方向も簡単に変更することができる(手前固定⇔奥固定)。●幅広い生産形態と、生産効率の向上に 貢献する諸機能 この他にも、①新型熱風循環方式、新型ノズルの採用によって、精細で高品質な加熱性能を実現、温度ばらつきを従来機の20%改善、②同方式の採用と加熱時間の最適化によって生産タクトが向上(従来機の19%)、③特殊構造のレールの採用により、重量基板でも耐久性にすぐれた搬送が可能、④操作パネルのデザインをよりわかりやすく一新、⑤安心と安らぎを感じさせるデザインを採用、⑥稼動率を高める大容量フラックス回収ユニット、⑦低電力効果並びに作業環境に配慮し断熱設計を採用、など特徴がある。 このように、作業環境性、メンテナンス性に配慮したマシンデザインとなっている。          <請求番号 C7009>