実装技術2月号2013年特別編集版

実装技術2月号2013年特別編集版 page 35/44

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53はアメリカのFCC 規格や日本のVCCI、イギリスのBS 規格を始め、VDE(ドイツ)、GB(中国)など各国でおのおのの規格が定められています。電子機器の高速化に従い、どの規格でも、高い周波数まで厳しく規制されるよ....

53はアメリカのFCC 規格や日本のVCCI、イギリスのBS 規格を始め、VDE(ドイツ)、GB(中国)など各国でおのおのの規格が定められています。電子機器の高速化に従い、どの規格でも、高い周波数まで厳しく規制されるようになってきています。 携帯やスマートフォンは電磁波の発生器であると同時に受信機でもあります。電磁ノイズ放射を抑えようとすると、通信の感度が下がり、感度を上げると、放射が増えてしまいます。 このような機器では、各国で通信用に使われている周波数の電磁波だけを透過して他の周波数の電磁波を遮蔽するという難しい設計が要求されます。3.EMCの原理 配線に流れる電流が変化すると、回線の周囲には電界と磁界が発生します(図5)。 この電界と磁界は周辺の配線に影響を及ぼします。これはクロストークノイズとして知られている現象です(図6)。 このノイズの発生源信号、またはノイズを受けた近隣の配線で終端が取れていない配線では、信号や発生したノイズが反射をします。配線の両端が、共に終端されていないと両端で反射が繰り返されます。信号の波長と配線の長さが偶数倍で一致すると、両端の反射は増幅されて、共振してしまいます(図7)。 この共振した信号はやはり電界と磁界を発生します。この定常的な電界と磁界は空間に電磁ノイズとして放射されます(図8)。 配線の両端が終端されていない配線などないように思われますが、実際には結構あるものです。たとえば、双方向の信号で、動作していないときは両端の素子はハイインピーダンスになっています(図9)。これはほんの一例ですが、このような配線を流れる信号によって発生する電磁放射ノイズをデファレンシャルモード・ノイズと呼びます。 電磁放射ノイズには他のメカニズムによって発生するノイズもあります。たとえば、同前田真一の最新実装技術 あれこれ塾図5 配線の電流が変化すると周囲には電界と磁界が発生する図7 配線の両端が高いインピーダンスだと信号が反射する図8 輻射ノイズの放出図6 クロストークノイズ図9 配線の両端が高インピーダンス