実装技術1月号2012年試読

実装技術1月号2012年試読 page 13/24

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39車載用電子部品における、はんだ付け実装工程での品質管理手法の適用例と信頼性試験の一例についてはんだ関連技術3 ある。図1 に示すように、ボールベアリングや航空機用ねじなどの機械加工製品が全体に占める売上....

39車載用電子部品における、はんだ付け実装工程での品質管理手法の適用例と信頼性試験の一例についてはんだ関連技術3 ある。図1 に示すように、ボールベアリングや航空機用ねじなどの機械加工製品が全体に占める売上高比率で40 %であり、その他としてファンモータやPM ステッピングモータなどの回転機器事業部、LED バックライトやバックライトインバータなどの電子機器事業部、PC キーボードやスピーカの製品などが60 %ある。その中で、はんだ付け実装技術を必要とする数多くの製品をお客様に納入させていただいている。  写真1 は、1982 年に製造活動を開始し、現在ではミネベアグループ全体の売上高の約50 %を生産しているタイの5 工場の主力工場の一つであるバンパイン工場である。   車載用電子部品の開発・量産段階   における品質管理手法と信頼性評   価について 当社では、各工場で数多くの電子部品を製造しているが、今回は、車載用電子部品の開発段階と量産段階で使用したいくつかの品質管理手法と信頼性評価の一例について紹介する。1.FMEA の適用例FMEA(Failure Mode and Eff ects Analysis)は、製品または工程で新機能や変更を導入する前に実施する予防処置的プロセスである。この技法は、部品レベルからの故障による不具合を評価できるので、特にクリティカルな故障要因を摘出することに有効である。故障影響がお客様のもとに及ぶことを防ぎ、生産量、クオリティ、信頼性を最大限に高めることができる。なお、定期的にレビューを実施して設計、工程、または製品用途に変更があった場合には、この変更を反映してFMEA を更新する必要がある。 表1 に、はんだ付け実装工程における工程FMEAの一例を掲げる。2. はんだ付けの信頼性試験について 当社では、はんだ付けの評価は、はんだ接合部の冷熱衝撃試験を行い、試験前後の断面カット評価及びミネベア(株)写真1 タイ王国 バンパイン工場表1 工程FMEAの例